メトロコマース支部 第8回団体交渉の報告


(上の写真=団交後に笑顔を見せるメトロコマース支部組合員)

地下鉄メトロ売店から「サービス労働」をなくしましょう!
メトロコマースは開店準備時間を延長してください!

東京地下鉄東京メトロ)の駅売店「メトロス」で働く契約社員らでつくる、私たち全国一般東京東部労組メトロコマース支部は12月9日、株式会社メトロコマースとの第8回団体交渉を本社(東京・上野)の会議室で持ちました。

組合側は支部から6人と本部スタッフの計7人が出席し、会社側は土佐取締役はじめ5人が出席しました。

この日の団交では、前回に引き続き早番勤務時の開店準備時間をめぐって労使の主張がぶつかりました。メトロス売店では現状、開店時間を午前6時45分に設定しています。販売員の始業時間が午前6時30分なので、準備に専念できる時間は「わずか15分」しか与えられていないことになります。

売店員のみなさん、はたして15分で本当に開店準備ができるでしょうか?私たち東部労組メトロコマース支部は圧倒的に時間が不足しているという立場です。一方、会社側は「15分あれば一定レベルの準備はできるはずだ」との立場です。さらには「15分で完全に準備ができない場合は開店後に準備してもらっても構わない」と主張しています。

組合員からは「現場の状況を何もわかっていない!」という怒りの声が団交で飛び交いました。新聞を棚に差したり雑誌の梱包を解いたりといった開店準備が15分でできるわけがありません。会社側の「一定レベルの準備」とは具体的に何をどこまでやれ、と言っているのかまったく不明です。

また「開店後に準備しても構わない」と会社側は平気で言いますが、それがどれだけ販売員の労働にしわ寄せがいくかを理解しているのでしょうか。前述したように開店時間が決まっているのです。開店すれば当然、お客さんに対応しなければなりません。商品の準備ができていない状態で「接客しろ」と言われても不可能です。接客と準備を並行しながらラッシュアワーに追い立てられパンク状態になる販売員が続出しています。

結果的に販売員は始業時間よりも早く出勤し開店準備にあたっているのが実態です。そして、これらの時間は賃金に反映されない「サービス労働=ただ働き」になっているのが現実です。

「JRのキヨスクでは開店準備に30分を確保しているお店もある。メトロも準備時間をせめて30分に延長すべきだ」と組合員は訴えました。しかし、会社側は「売上と人件費の損益分岐点を考えれば困難だ」と退けたうえで「個々の店舗で実情も違う。どうしても必要な早出労働は申告してほしい」と答えました。

私たち組合はこれからもメトロス売店からサービス労働をなくすために、開店準備時間の延長と適切な労働時間管理を会社に求めていきます。

なお前回の団交で組合が求めた給与明細書の明瞭化については、会社側から「来年1月の給与から改善したい」との回答がありました。

メトロコマースは精皆勤手当の廃止をやめてください!

この日の団交では、会社と組合との間で議論になっている手当の見直しをめぐっても話し合いました。

会社側は当初、来年1月から従来の精皆勤手当を廃止し、その代わりに早番手当を導入する方針でした。しかし、組合側は「早番勤務が祝日や休暇などで少ない月もあり、結果的に賃下げにつながる恐れがある」と懸念を表明。会社側は前回の団交後に手当の見直しを来年3月末日に延期することを組合側に通知してきました。

組合からはあらためて精皆勤手当をなくさないよう求めました。これに対して、会社側は「(組合の主張は)理解している。会社の都合で一方的に手当の変更をするつもりは毛頭ない。検討した上で然るべき時に判断する」として明快な回答はしませんでしたが、精皆勤手当を残すべきだという組合の主張にも一定の理解を示しました。

会社の判断がどうなるか、まだ予断を許しませんが、私たちは今後も「労働条件の一方的な不利益変更は許さない」と声を上げていきます。

メトロ駅売店で働くみなさん!東部労組メトロコマース支部の仲間と団結し、働く者の生活と権利を守っていきましょう。正社員との差別や契約社員間の差別を許さず、均等待遇を実現していきましょう。みなさんの力を貸してください!